三方五湖見聞録
三方五湖見聞録
若狭湾と繋がり、海の幸に恵まれる日向湖(ひるがこ)。湖畔沿いには昔ながらの漁村が軒を連ね、潮の匂いと共に訪れる人々を出迎えてくれます。岸辺には船が列をなし、行き交う漁師たちの姿を見ていると、ある伝承を思い起こさせます。
それはまだ日向の名も無かった、在りし日のこの地。いつものように、湖での漁を終えた漁師が帰路へと向かう途中、突如一羽の鵜が現れました。その鵜に導かれるまま湖中へ入ると、見つけたのは一振りの宝刀。さっそく持ち帰り、神棚に祀ったところ、夢の中でお告げを授かりました。

「私を上瀬に安置してくれれば、ここ近況の守り神となり、『日向』の名を与えよう」

翌朝、漁師は昨日のことを村人たちに伝え、上瀬川のほとりに宮を建て、宝刀を奉還しました。こうしてこの地は日向と名付けられ、平穏な暮らしが人々にもたらされたそうです。

実は、言い伝えに出てくる宮は旧三方町にある宇波西神社と言われ、現在も漁猟と安産の御利益があるとして人々に尊崇されています。この地に立ち、のどかな漁村風景を目にすると、本当に言い伝え通り宝刀が守り続けているかのようです。豊かな自然美とともに趣深い伝承が宿る地、日向へ。さぁ、あなたも宝刀伝説を胸に、三方五湖へ訪ねてみませんか。
宇波西神社
住所:福井県三方上中郡若狭町気山129-3
料金:境内自由
交通:JR気山駅より徒歩約5分
お問い合わせ:0770-45-2222

このページの先頭へトップページへ戻る
関連リンク サイトマップ このサイトについて