それはまだ日向の名も無かった、在りし日のこの地。いつものように、湖での漁を終えた漁師が帰路へと向かう途中、突如一羽の鵜が現れました。その鵜に導かれるまま湖中へ入ると、見つけたのは一振りの宝刀。さっそく持ち帰り、神棚に祀ったところ、夢の中でお告げを授かりました。
「私を上瀬に安置してくれれば、ここ近況の守り神となり、『日向』の名を与えよう」
翌朝、漁師は昨日のことを村人たちに伝え、上瀬川のほとりに宮を建て、宝刀を奉還しました。こうしてこの地は日向と名付けられ、平穏な暮らしが人々にもたらされたそうです。 |